真抄洞 shinshodo

大分県竹田市城下町 トンネル町のgallery&実験室

日誌 blog

作家の眼差し:岡本太郎展(大分県立美術館OPAM)

ズラーっと並ぶ写真。
岡本太郎さんって、写真も撮ったんだ、と初めて知りました。

大分県立美術館OPAMで、1月24日(金)まで開催中の「岡本太郎展」の始まりは、これでもか!というくらいたくさん展示された写真作品でした。
岡本太郎さんが多大な影響を受けたという縄文時代の土器や土偶の写真や、日本の地方の写真が、多く壁に紹介されていました。

「どうやって撮ったんだろう」。
縄文時代の土器や土偶は、博物館で撮られた写真ですが、博物館のケースごしではなく、ケースを取り払った上で、撮られているようです。

岡本太郎さんに写真を撮るイメージがなかったので、多くの写真作品に驚きました。

多くの写真を通して、岡本太郎さんの眼差しを追体験しているようです。

写真に驚きましたが、印象的だったのは、壁面に書かれた岡本太郎さんの言葉です。
大分県立美術館OPAMで行われた「Action!」展を連想しました。

岡本太郎さんが撮った写真作品をたくさん楽しんだら、その後は、『明日の神話』『太陽の塔』へ。

知らなかったのですが、岡本太郎さんのお父様は著名な漫画家で、お母様は与謝野晶子さんが師である歌人だそうです。
芸術一家ですね。
20代のころはパリにいて、当時第一線で活動している芸術家たちと交流していたのだそうです。
今までそれほど注意深く岡本太郎さんの絵画を観てきた訳ではないのですが、今回、時間をかけていくつか観て、漫画の影響を強く受けているように思いました。

現在、『太陽の塔』の内部に入ることができるようになっていることは知っていました。
内部を見て楽しいのかな?と思っていました。
写真で初めて、『生命の樹』が内部にあることを知りました。

ぜひ、『生命の樹』を観てみたい。
知人が、『太陽の塔』内部を観に行っていましたが、私も行こうと思います。
予約しないと。

展覧会最後のエリアは、パブリックアート作品等でした。
私はプロダクトでもあるという『坐ることを拒否する椅子』が気に入りました。
座り心地、良かったですよ!

今回の展覧会で、私のお気に入りは『面』です。
鋭角のフォルムが多いように思われたのですが、この作品は、全体的に丸い印象で、観ていてホッとします。

グループ展ではなく個展は、作家としての生き方を知ることができるようで、好きです。
岡本太郎さんの場合は、縄文時代と、振り返る日本でした。
最初、目にする写真たちが、どれも岡本太郎さんが撮った写真だったことは、びっくりしました。
写真をとおし、作家の眼差しを知ることができます。

作家は、どうやって生きていくのか。作品をつくっていくのか。
その過程を知り、普段の暮らしにも生かします。

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