真抄洞 shinshodo

大分県竹田市城下町 トンネル町のgallery&実験室

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竹田の"美味しい"素材と【「紺屋そめかひ」型染め etc】

2019/09/07

米ぬか、もち米、大豆、塩。

・・・美味しそうな匂いを連想してしまいます。

これら全て、「ある」素材として使われます。

草木染めで、型染めをする際に使うものたちです。

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真抄洞shinshodoから歩いて5分ちょっと、同じ城下町竹田エリアにある「紺屋そめかひ」に行ってきました。

「紺屋そめかひ」がある建物は、登録有形文化財です。
もともと酒蔵でした。
タペストリーやお洋服、ポストカード、ピアス・・・
のれんをくぐると、辻岡さんの作品たちが出迎えます。

紺屋そめかひ」ではちょうど、10月初めに大分市内で行われる展示会に向けた制作中でした。

お伺いした時はちょうど、型染めの作業中でした。

紺屋そめかひ」辻岡快さんから、お話を聞きました。

「紺屋そめかひ」辻岡快さん

辻岡さんは、工房からクルマで10分ほどの竹田市内の畑で、藍をタネから有機栽培で育て、染めて作品としています。

今、染めている藍は、昨年育ったものたちです。

「藍は、太陽が好きな植物。去年は晴れの日が多かったからか、色が良いんだよね」。

「毎年、良い色」とのことですが、同じ藍でも、毎年、出る色の感じが異なるそうです。

その年の気象状況によるのでしょうか。生き物ですね。おもしろい!

作業中、とのことですが・・・藍色ではない!

藍染めする前の、型染めの作業中でした。

型染めでは、最初にお話した「米ぬか」「もち米」「大豆」「塩」を使うそうです。

「塩を除けば、【竹田生まれの素材】を、作品に活かすことができる。食べることができるものたちだから、作業をしていても【安心】だよ」。

竹田の自然と一緒に、作品を作っているんですね。

竹田で生まれ育ち、現在は関東圏の美大に通う、竹田に帰省中の大学生と一緒に行きました。

最終学歴で学んだ学科は、「日本画」の辻岡さん。

在学中に染めと出会い、独学で試行錯誤しながら習得しました。

染めで使う道具のうち、自分で作ることができるものは、自作しているそうです。

草木染め等で、伝統的に使われるという、ピンと布を張るための道具も、辻岡さん自身が制作されたそうです。

「自分でつくった方が、自分の作業に合わせて、道具の強度を高めることもできるからね」。

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藍染めする前の、型染めの作業。次はどうするのでしょうか?

おぉ!ついに藍に染まった、のでしょうか?

・・・いえいえ、まだ藍には染まっていません。

今回は、藍染めする前に、顔料で染めました。

そして・・・

最後に、藍が、布全体に染められました!

今回の布地は、お洋服になる予定、とのこと。

どのような作品になり、展示会で発表されるのでしょうか。

展示会での発表を、ぜひお楽しみに!

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この日は、「紺屋そめかひ」と真抄洞shinshodoの間にある、カフェ/オルタナティブスペース「御客屋敷 月鐘楼」(おきゃくやしき げっしょうろう)にも足を運びました。

「御客屋敷 月鐘楼」は、真抄洞shinshodoから歩いて5分もかからない場所にあります。

「御客屋敷」は、江戸時代を通し、竹田エリアを治めた岡藩主の「迎賓館」として使われた場所です。

この日の「本日のケーキ」は、バナナケーキでした。

うつわは、竹田市在住の陶芸家、「無風窯」高木逸夫さん作です。

スタッフお手製だそうです。

バナナらしく、しっとり、美味しかった!

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御客屋敷 月鐘楼」では、コーヒーも、さまざまな種類を楽しむことができるのですが、この日は、サフランルイボスティーと一緒に。

紅茶に浮いているもの、何だか分かりますか?

竹田市産が、国内シェア8割超を誇る、サフランです!

残暑が気になりますが、涼しい日も多くなってきました。

まちあるきが嬉しい季節の到来です。

ぜひ、城下町竹田まちあるきをお楽しみください。

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