【実験室】山本哲也+甲斐哲哉「はんどやき田楽火鉢 復元プロジェクト」
山本哲也+甲斐哲哉「はんどやき田楽火鉢 復元プロジェクト」
【TAKETA ART CULTURE 2016 参加企画】
『明治地区荻迫の安東哲也宅は、江戸~明治~昭和初期にかけて窯を焼いていた。焼き窯の場所ははっきりしないが、母屋の横に小屋が残っており、作業場跡や瓶、七輪、はんど、火鉢、こたつ、田楽火鉢の実物とともに、これらを作るときの木製の型枠やろくろ台なども保存されている。』(「竹田市誌」第2巻p.16より引用)
「はんどやき」は、安東哲也さんのおじいさんの代まで続いていた、岡藩でおそらく唯一の窯元です。
山本哲也と甲斐哲哉は、窯元で実際に使用されていた田楽火鉢の型枠をもとに、田楽火鉢を復元します。
安東家の窯の記憶と残された火鉢を頼りに、窯の周辺で採掘されていた粘土、当時の焼成方法など、できる限り忠実に当時の田楽火鉢を復元します。火鉢が焼成されて完成するまでの過程を紹介、実演制作をします。
日時:2016年11/12(土)、13(日)、17(木)、19(土)、20(日)、24(木)、26(土)、27(日) 11:00~17:00
会場:真抄洞 shinshodo(大分県竹田市大字竹田町551)
入場無料
■アーティスト略歴
山本哲也 Yamamoto Tetsuya
1986年奈良県生まれ、2011年奈良教育大学修士課程修了、2014年竹田市地域おこし協力隊着任。山本哲也「世界が形になるとき」展(市民ギャラリー水琴館、2016/大分・竹田)山本哲也展(ギャラリーSUZUKI、2007、2009/京都、ギャラリー勇斎、2010/奈良)、Pickup Artist展(アートプラザ、2015/大分・大分)、TAKETA ART CUTLURE(竹田市城下町エリア、2014、2015/大分・竹田)、他多数。
甲斐哲哉 Kai Tetsuya
1952年大分県竹田市生まれ。40数年東京での制作の後、2014年6月より、生まれ故郷である竹田市が運営するTSG竹田総合学院で制作活動を行っている。野焼き、楽焼、電気窯の焼き方で作品づくりに向かう。いわば原点回帰の姿勢で「竹田焼物」をはじめる。その他版画やドローイング等平面作品も手掛け、発表も続けている。
■プロジェクト推移